September 24, 2017

利き目でパットする

 

ゴルフに利き目を使うことの重要性は、これまでにもいくつかの記事を掲載して来ましたが、パッティング・ストロークでも利き目が重要であることを再認識しました。

ある日の練習。ボール後端の中央を凝視しながらストロークしても、方向性が全然改善しませんでした。ふと、ドライヴィングに関するDr. T.J. Tomasi(T.J.トマシ博士)の記事の写真を思い出しました。博士は右目にアイ・パッチ(眼帯)をし、「左目でボールを見ることに慣れれば、(バックスウィングで)適切な捻転が出来る」と説いていました。云ってみればJack Nicklous(ジャック・ニクラス)スタイルですね。彼は顎をターゲット後方に引き、左目でボールを見ながらスウィングします。私の利き目は右なので、「このtipは役に立たないな」と思いながら読んだことでした。

「待てよ?パットする時、利き目だけでボールを見たらどうだろう?」ボールにアドレスし、ボール後端にパターヘッドをセット。右目(私の利き目)と左目を代わる代わる閉じてボールを見ます。ボールは(当然ですが)左右に数センチも移動します。頭を傾げるとボールは斜めにも動きます。両目でボールを見る時、われわれはボールの実像ではなく虚像(ホログラムのようなもの)を見ているのです。

試みに左目を閉じ、利き目だけでパットしてみました。いいじゃないですか!真芯で打っているせいか、距離も方向も俄然良くなりました。この日のラウンドで、私は七つの寄せワンを達成。数日後のラウンドでは九つの寄せワン。悪くないです。

私が乱視であるせいかも知れませんが、利き目だけでアドレスするとボールの線とパターのスウィートスポットが微妙にズレていることを発見したりします。ボールに描いた直線(ターゲットを指している)とパターフェースが直角でなく、88°だったり92°だったりしているのです。これでは、いくら読みが良くてもカップに入るわけがありません。利き目だけを使い、細心の注意で90°に調整します。これが出来るのも利き目を使うことの御利益です。

 

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私は左肩が前に出ないように左目の周辺視野で監視しながらバックストロークしたいので、終始利き目だけでパットするわけにはいかないことに気づきました。で、アドレスし、バックストローク直前までの時間に左のアニメのような狙いのズレを正し、その後は両方の目を開けてストロークしています。

【参考】
・「利き目の効き目」(tips_6.html)
・「ある時は片目のプロゴルファー」(tips_122.html)
・「パットの狙いは正しいか?」(tips_107.html)
・「パットにおける利き目、利き腕とボール位置の関係」(tips_80.html)
・「パッティングの目線の角度」(tips_171.html)
・「利き目とアドレス」(tips_107.html)
・「バンカー・ショットでも利き目を使おう」(tips_181.html)


(September 24, 2017)

短いパットを自動的に沈めよ

インストラクターKeith Lyford(キース・ライフォード)による、とても簡単で効果的な練習法。

'Golf Magazine's Play Like a Pro'
edited by David DeNunzio(Time Home Entertainment In., 2013、$29.95)

「あなたは、ショート・パットが堅実でないためにベラボーな数の打数を無駄にしている筈だ。それはあなただけではない。私の調査によれば、一般ゴルファーの約75%はターゲットラインをパターでカットするように横切らせ、その結果はプルやプッシュとなる。

その状況に対処する方法をお教えしよう。練習グリーンのカップの周囲に平坦な場所を見つけ、ボール無しでカップから約30センチ離れたところで、狙いを定める。数回素振りをし、カップのどこへパターヘッドが向かっているかチェックする。恐らくあなたが見るであろうものは、パターヘッドがカップ中央を通過する様(さま)ではなく、カップの左へ向かうパターヘッドであろう。これはカットするストロークであり、絶対に着実な結果に結びつかない。

今度は、パターヘッドが直接カップ中央の真上を通過する素振りをしてみる。この動きは、あなたの通常のストロークと大きく異なる感じかも知れないが、短いパットを安定して沈めるのに必要なものである。この方式で必ずパターヘッドがカップの真上を通過するようにして、1ダースの素振りをする。このストロークに馴染んだら、ボールをセットして同じことをする。ボールがカップのど真ん中から転げ落ちるのを見るに違いない」

 

(September 24, 2017)

パターヘッドのリリースを忘れるな

"swing key"(スウィングの鍵)とか"swing thought"とか呼ばれるプロたちの「留意事項」を集大成した本より。今回はLPGAスターだったDonna Caponi(ドナ・カポウニ、1945〜)の巻。彼女はメイジャー四勝を含め、ツァー他で29勝しています。

'Swing Thoughts'
edited by Don Wade (Contemporary Books, 1993, $12.95)

「二度のPGA選手権優勝者Dave Stockton(デイヴ・ストックトン)は私のベスト・フレンドの一人である。彼はまたパット名人の一人でもあるので、彼が私に助言をしてくれたら謹聴せざるを得ない。

彼は常に私に云った、『パターヘッドをリリースせよ』と。特にプレッシャー下では、確たる態度でストロークせず、パターの動きを止めてしまってヘッドの動きを阻害しがちになる。

1981年のLPGA選手権最終日、三人がタイで最終グリーンに上った。私には約4.5メートルの優勝パットが残っていた。私はあらゆる角度からラインを読んだ。何度読もうとも、それはデッド・ストレートにしか見えなかった。この状況で、そのパットがストレートであるなどと信じるのは困難であった。当時、私はDave StocktonがPGA選手権に優勝したRay Cook(レイ・クック)製マレット型パターを使っていた。私はそのパターを見、彼の助言を思い出した。『分ってる、デイヴ。パターヘッドをリリースせよ…よね?』 私はカップの真ん中に狙いを定め、ボールに麗しいストロークを加えた。それはカップに転げ込み、私は四つ目のメイジャー優勝を手にしたのだった」

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2ラウンドほどパットが不調でした。ラインはいいものの、一転がりショート…という口惜しいミスが何度か。で、ある日のラウンド前、上りのパットではボールの数歩後方に立ち、下りではボールの数歩カップ側に立って、カップを凝視しながら素振り。ボールにアドレスしたら、もうカップは見ないでストローク…という練習をしました。これは目から入る偽りの距離情報で、上りは自然に長め目に、下りでは自然に短めに打てるというテクニックです。

その日、パット総数は30(合計8オーヴァー)と全体的には振るいませんでしたが、三つのバーディを達成出来ました。これらのバーディ・パットは4メートル、3メートル、5メートル…と短かったのも幸いしました(8メートルのバーディ・チャンスもあったのですが、難しい下りのフックラインだったので失敗)。上記、自分の脳に実際と異なる距離感を伝える手法だと、おっかなびっくり打ってショートすることがなく、伸び伸びとパターヘッドをリリース出来ます。「するするっ」という感じの、気持ちのよいフォロースルーが出来て、いい結果に繋がりました。

 

【参考】
・「総括・Dave Stockton(デイヴ・ストックトン)のパッティング」(tips_128.html)
・「Dave Stockton(デイヴ・ストックトン)の秘密」(tips_105.html)
・「スウィング・キイ大全集・前篇、後篇」(tips_46.html)

(September 24, 2017)



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