November 19, 2017

Justin Thomas(ジャスティン・トーマス)のパッティング

 

Justin Thomasは2017年1月に59に記録を作っただけでなく、2017年の稼ぎ頭でもあります。Fedex Cup(フェデックス・カップ)のボーナスを含め、一年で$19, 921, 560(約2億2500万円)稼ぎました。

'Stroke of Genius'
by Justin Thomas with Brian Wacker ('Golf Digest,' November 2017)

「以前の私のパッティングにはムラがあった。私はパット不調の日でも、最低のレヴェルにはならないようにしようと努力した。先ず、練習グリーンに線が引いてある鏡を置き、その線上にボールを置いた。ボールの上に立ち、私の利き目である左の目がその線の上に揃うようにした。こうすると、正確さが増す。また、パターフェースが線にスクウェアかどうかもチェック。

もう一つの変更は、パット前のルーティーンを短くしたこと。素振りをやめることにした。単に歩を進め、疑念が忍び寄る前にストロークしてしまう。また、私はストロークも短くした。右(バックストローク)、左(フォワードストローク)の長さは同じだが、全体の長さを短くしてコントロールを良くしたのだ。

私は両足で地面をしっかり掴むように立つ。安定した下半身は重要であり、ストロークする時ふらふらしないで済む。

練習に関しては、私は3メートルの距離を懸命に練習した。長い距離を沈めるか、少なくとも近くへ寄せることは、いいプレイヤーになる道である。打つ強さに集中しながら、頻繁に距離を変えて練習する。どのレヴェルであれ、パッティング抜きの成功があり得ないのは確かだ」

 

(November 19, 2017)

パットのウォーミングアップ

「80を切る・虎の巻」(tips_60.html)のPatrick J. Cohn, Ph.D.(パトリック・コーン博士)に、PGAツァーのプロ・テストまで受けたことがあるというスポーツ心理学者Robert K. Winters, Ph.D(ロバート・K・ウィンタース博士)が加わって出版されたパッティングの本から、ラウンド前の心得。

'The Mental Art of Putting'
by Patrick J. Cohn, Ph.D. & Robert K. Winters, Ph.D., Taylor Trade Publishing, 1995, $16.95)

「われわれが知る大方のアマチュアは、ラウンドの前にパットのウォーミングアップをしない。かれらはティー・タイムの十分前にコースに到着し、靴を履き替え、ウォーミングアップ無しで直ちにNo.1ティーに向かう。そして、彼らは何故最初の二ホールで3パットしたのか不思議がったりする。プロは賞金を稼ぐためのラウンドでこんなことはしない。彼らはウォーミングアップにどれだけの時間が必要か、ティーオフ前にすべき一定のルーティンを熟知している。

ウォーミングアップには三つの重要な目的がある。1) 集中する心、2) 自信の構築、3) グリーンの早さを掴むこと。ウォーミングアップは短距離走者のストレッチングに似ている。それは正しく注意を払うべき心構えと身体的活動をする心の準備を助けてくれる。ウォーミングアップはまた、パッティングに用いる筋肉の準備をする。それはリズム感覚とストロークの快適さを獲得させてくれる。

最も重要なのは、ウォーミングアップがグリーンの早さとブレイクをテストし、タッチの感覚を得る助けとなることだ。グリーンの早さと特徴はコース毎に変わる。芝、芝目、勾配、芝の長さ等々の違い。ホームコースでさえ、芝刈りの状態と天候によって、グリーンは日々変化する。

パッティングのフィーリングを開発し、タッチの感覚を獲得する最良の方法は、様々なターゲットに向かってロング・パットをすることだ。10メートル、12メートル、15メートルなどから始める。どれだけカップに近くラグ・パット(寄せるパット)が出来るかをチェックする。本番でこんな長いパットはしないかも知れないが、これは強さを感知し、タッチを調整するベストの方法なのだ。カップの上と下から長いパットを試す。次にブレイクのあるパットをいくつか。これらは沈めようというのでなく、グリーンと調和する感覚を得るために行う。

自信の構築に良いのは、1メートル以内のパットをすることだ。パットする度に、ボールがカップに転げ込むのを見、音を聞き、その感覚を味わう。これはあなたの心に新鮮なイメージを構築し、いざ本番でも快適にパット出来るようになる。

ウォーミングアップに掛ける時間は個人個人で異なるだろう。だが、長短の距離を練習しても15分あれば充分だ。ウォーミングアップが長過ぎると、エネルギーを使い果たし、コースで集中出来なくなる。3メートルの距離を五回連続で沈めようなどとしてはいけない。

 

ウォーミングアップは自動車のエンジンの暖機運転と同じであり、練習ではない。ラウンド前の十分でストローク法を変えることなど出来っこない。じたばたせず、現在持てるストローク法で勝負すべきだ。

あなたがパット失敗が嫌いな性分なら、ウォーミングアップでカップに向かってパットしないことだ。強さと距離感を得ることだけに専念する」

(November 19, 2017)

メンタル重視でパット練習せよ

インストラクターTodd Sones(トッド・ソーンズ)によるラウンド前のパット練習についての示唆。

'Lights-Out Putting'
by Todd Sones with David DeNunzio (Contemporary Books, 2000, $22.95)

「パットに関する自信は、視覚化の成功によって最高の状態に築き上げられる。それが、練習で(特にラウンド前のウォームアップの際に)可能な限り多くのパットを(たとえそれが60センチであろうと)沈めることが重要な理由である。ボールがカップに転げ込むイメージは、あなたの心が快適領域、すなわちあなたの身体は恐れることなくパット出来ると告げる心境を発見するのを助けてくれる。

ラウンド前のウォームアップで鍵となる部分は、この快適領域を見つけることであり、コースで呼び起こすことの出来る考え方を開発することである。視覚化のテクニックについては、ボールがゆっくりカップに向かって転がって行き、カップに落ちる様を思い描くというような、多くのことが書かれており、それらのテクニックはちゃんと機能する。心はまことにパワフルなツールなのだ。だが、私はポジティヴな思考法を発展させ、実際にストロークする際の自信を増大させることを勧めたい。その方法は次のようなものだ。

ターゲット無しでパットする。練習グリーンで他の人から離れた場所を選び、単純にどこへともなくパットする。その際、もっぱらソリッドなコンタクトと、スムーズでリズミカルなストロークをすることに集中する。このドリルを進めるにつれ、あなたは自分の身体がリラックスし、ストロークがスムーズで流麗なものになるのに気づく筈だ。さらに重要なことは、ターゲットが無いことによって失敗してもペナルティ(失望、自責、挫折感など)が無いため、あなたの心が快適領域を発見することだ。これは、ボールを沈めることなく視覚化の成功を導く方法である。このドリルをラウンド前に行い、同時に自信を構築する60センチのパットの練習をすべきだ。その経験が実際のパットとポジティヴなイメージとを結びつける」

 

(November 19, 2017)

パット不調の原因

私のパッティングが低迷していました。パット不調は、折角のバーディ・チャンスをパーに、パー・チャンスをボギーにしてしまい、欲求不満と幻滅感が高めます。「何か基本を忘れてるな。帰ったら鏡の前で点検しなくちゃ」と思いました。

原因はすぐ解りました。

私は左右の脚の長さが僅かに違うので(右脚が1センチほど長い)、普通にアドレスすると右肩が引け、左肩が出るオープンなポスチャーになってしまいます。これを相殺するために編み出したのが、左膝を右前方に押し出すという方法です。こうすると両肩が自然にターゲットラインにスクウェアになります。

私は『Justin Thomas(ジャスティン・トーマス)のパッティング』(トップの項目)に影響されて、ストロークを短くしてみたり、レフトハンド・ローのグリップをスタンダードに替えるとかを試みていたのですが、そういう要素に心を奪われ、膝を右前方に出すのを忘れていました。

肝心な基本を思い出した日の次のラウンド、私は2バーディを含む多数のパーでチームを支えました(結果的には負けましたが)。パットが入らなければ、どんなに見事なドライヴァー・ショットを放っても無意味であることを痛感します。

(November 19, 2017)



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