May 31, 2017

Alison Lee(アリスン・リー)のコンパクト・スウィング

 

両親は韓国人ですが、Alison Lee(アリスン・リー、22歳)はアメリカ生まれのアメリカ人。LPGAツァー・プロでもあり、UCLAの学生でもあります(専攻:コミュニケーション、この6月に卒業予定)。まだツァーで優勝こそしていませんが、米欧女子対抗戦Solheim Cup(ソルハイム・カップ)のアメリカ・チームの一員になるなど、LPGA若手スターのトップ・クラスとなっています。

'Give it time'
by Alison Lee with Keely Levins ('Golf Digest,' May 2017)

「今年はLPGAツァーの三年目だけど、昨年はトップ10(テン)に三回入ることが出来た。私が自分のゲームで自慢出来る分野はいくつかあるが、ドライヴィングはちゃんと取り組んでいる課題の一つだ。私の平均飛距離は約260ヤードで、フェアウェイ・キープ率は80%。あなたにこの飛距離と方向性の組み合わせが好ましいと思えるのであれば、私のアドヴァイスを聞き、タイミングの研究をするといいと思う。

スウィングのテンポと身体の部品の動きを同期させるには、スウィングが長過ぎても早過ぎてもいけない。さもないと、インパクトでフェースをスクウェアにするのに苦労する。はっきり云えば、私にとってスウィング・スピードは二の次、三の次なのだ。スムーズであることが第一。

次回の練習で、ドライヴァーを数回最高のスピードで振ってみてほしい。その後、連続してボールをソリッドに打てる速度に戻す。それが半分の速度に思えたとしても、それで充分なのだ。長く真っ直ぐに打ちたいのなら、クラブフェースでスクウェアに打つことを過小評価してはいけない。

 

・セットアップ

私はティーアップしてから二回素振りをする。一回目はハーフ・スウィングで、長過ぎるスウィングをしないよう自分に釘を刺す。二回目はフル・スウィングだが、ゆっくり振ることを心掛ける。誰でもそうだが、緊張すると話すのもスウィングするのも早くなる。だから、二度目の素振りは数回の深呼吸を同時に行い、心を落ち着かせる。ターゲットを選んだ後、歩み寄ってクラブフェースを先に揃え、それから足を揃える。アドレスで両手が正しい位置にあるかどうかは、両手が左足を覆い隠しているかどうかを確かめる(これは父が教えてくれた方法だ)。もう一度、ターゲットを見、その後スウィングを開始する。こうした手順はあまりにも機械的に聞こえるかも知れないが、一貫したプレショット・ルーティーンが安定したタイミングをもたらしてくれるのだ。

・バックスウィング

クラブを後方に引く際、過剰な動きはしたくない。それがタイミングを損なう原因だからだ。私はコントロールし続けたいので、それにはコンパクト・スウィングをするしかない。ドライヴァーを手にすると興奮し易くなり、自分の能力以上のスウィングをしようとしがちになる。それを避けるための私のお気に入りのドリルがある。

ドライヴァーを手に、左腕が地面と平行になる時点までバックスウィングする。その位置で五個のボールを打つ。次いで、通常のバックスウィングで一個のボールを打つ。私はこの方式をコンパクトに、しかもドライヴァーと結合した感覚を滲み着かせるために続ける。これは実際に私の打法を改善してくれている。

・ダウンスウィング

私はバックスウィングのトップでは、体重が右足の甲に乗る感覚を得たい。ということは、腰を廻し過ぎないということだ。ソリッドにドライヴするために、大きな腰の回転は必要ではない。それどころか、腰の過剰な回転は、スウィングをあまりにも長くだらしなくさせる。体重がセットされた時、私はダウンスウィングの準備が出来たことを悟る。私が緊張する時はいつでも、上半身に較べ腰をあまりにも早くターゲット方向に回転させる(=スピンアウトする)傾向がある。これを防ぐため、私はグリップエンドが先行してボールに向かうように感じる。これが下半身と上半身の回転を揃えてくれる。私は急がずにボールに向かうが、充分加速させる。

・インパクト

 

タイミングがズレている徴候は、両手が過度にしゃしゃり出ることだ。私の両手は、腕によるスウィングと身体の回転の延長に過ぎない。大きなスウィングの一部として両手が動く時、私は左手がフラットでしっかりとし、左手甲がインパクトでターゲットに向いてほしいと願う。これが正確なドライヴを打つためのクラブフェースの向きである。それは私がアドレスする時の左手の向きでもある。とてもシンプルに聞こえるだろうが、私はシンプルにし続けたいのであり、あなたもそうすべきなのだ。短くイーズィなスウィングで、身体の部品全てをタイミング良く一緒に動かせば、フェアウェイど真ん中に打てるようになる」

【参考】https://www.youtube.com/watch?v=i4iRJ0faJJ8(フル・スウィング正面)

(May 31, 2017)

Sam Snead(サム・スニード)の救急箱

 

Sam Snead(サム・スニード)の初心者向けの小冊子に掲載されている、ミス・ショットへの対応策。当サイトには既に原因と対処法に関する個別の記事がいくつもありますが、これは一挙にミスの多くを網羅しているので便利かと…。

'How to Hit a Golf Ball'
by "Slammin' Sam" Snead (Doubleday & Company, Inc., 1950, $1.95)

「以下は、突然ミスが出始めた時にチェックすべき事項である。ミスの原因も含めてあるが、あなたのミスは全く異なる(あるいはミックスされた)原因によるものかも知れない。だから、ミスが消え去らない場合は、時間を無駄にせず、レッスン・プロに診て貰うべきだ。多分、彼はあっと云う間にミスを直してくれるだろう。

・シャンク

これは急いだバックスウィングおよびダウンスウィングが原因だ。また、エクストラの飛距離を得ようと無理した場合にも起る。これを避けるには、ゆっくりスウィングし、手首と腕をリラックスさせ、無理しないこと。両手を身体に近づけておく。

 

【編註】私の経験では、アイアンでヒットダウンしようとグリップや手首を固くしたり、打ち急いで下半身からのダウンスウィングを忘れ、手・腕でダウンスウィングした場合にシャンクします。

・プッシュ

これが起る主な理由は、スタンスの間違いだ。プッシュは真っ直ぐ飛ぶが、狙ったラインの右へ行ってしまう。スタンスをチェックせよ。多分、あまりにもクローズになっていないか?スクウェアにもどすべきだ。

・プル

これはプッシュの反対である。スタンスがあまりにもオープンなのだ。

・トップ

この難物はいくつかの原因が考えられる。ゴルファーがボールを宙に浮かべようと掬い打ちすると、身体あるいは手首にクラブヘッドをラインから逸らす動きを加えてしまう。従って、クラブはボールをアッパーに打ち、トップとなる。掬い打ちしてはならない。クラブフェースのロフトにボールを上げさせよ。

・空振り

完全にボールをミスするのは、多分頭をあまりにも早く上げてしまうせいだ。これはトップより最悪で、あなたはボールに触りもしない。スムーズなパターンでスウィングし、ボールを見ながら頭を動かさないようにせよ。

・ダフり

 

意識するとしないとに関わらず、これもボールを空中に上げようというゴルファーの試みが原因である。その結果、ボールの後ろの地面を最初に打ってしまい、それからボールを打つ。処方は、ダウンスウィングでボールを打ち、クラブフェースにボールを上げさせることだ。

・スライス

最も一般的なスライスの原因は、アウトサイド・インの軌道でクラブヘッドを引っ張ることだ。これは、あまりにもワイドなスタンスか、左手があまりにも弱いのが原因だ。アドレス時にスタンスを点検し、クラブヘッドがターゲットラインのインサイドに向かうようにする。バックスウィングで体重が右脚の上に移り、左サイドが回転を完了していることを確認せよ。左手・腕にバックスウィングとダウンスウィングの主導権を握らせ続けよ。グリップもチェックすべし。

・フック

これはクラブフェースが、ボールをインサイド・アウトの軌道で打った時に起る。グリップとスタンスをチェックせよ。意図的フックを打つような癖をつけていないことを確認せよ。スタンスを僅かにオープンにし、ダウンスウィングで左手がクラブを身体から投げ出すような動きをしないように。

・てんぷら

ティーアップがあまりにも高過ぎるのだ。あるいは、かなり浅いフェースのクラブを用いているせいだ」

【参考】
・「プッシュ回避策」(tips_147.html)
・「トップする原因」(tips_122.html)
・「ポップアップの原理」(tips_109.html)
・「ゴロの根絶」(tips_82.html)
・「それでもなおスライスで苦しんでいる方へ」(tips_167.html)
・「上級者のためのフック撃退索」(tips_103.html)
【「テクニック別索引」→「ミス・ショット防止策」にまだまだ沢山tipがあります】

 

(May 31, 2017)



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