July 23, 2017

下半身からのダウンスウィングの見本

2017年のU.S.女子オープンTV中継で印象に残ったのは、優勝者Sung Hyun Park(【英】サン・ヒャン・パク、【日】パク・ソンヒョン、23歳、韓国)のNo.18の二打目のショットのスロー・モーションでした。私には彼女のダウンスウィングが、(彼女の腰が細いせいもあって)まるで蛇がにょろーっととぐろを解(ほど)く動きのように見えました。

[Park]

下記Youtubeヴィデオの後半で彼女の下半身だけの動作が見られますが、蛇の動きのようには見えません(不思議)。このヴィデオで刮目すべきは、彼女の両脚が一瞬ですがガニ股になること。これはSam Snead(サム・スニード)やAnnika Sorenstam(アニカ・ソレンスタム)が見せていた動作です。Sung Hyun Parkの場合は、バックスウィング完了と同時に左膝をターゲット方向に開き始め、手が地面と水平になったところでガニ股になります(写真)。

伝説的インストラクターHarvey Penick(ハーヴィ・ピーニック)は、「ダウンスウィングの開始で左膝を目標方向に動かし、同時に右肘を身体に引きつける、これを一挙動でやる(二挙動では駄目)」と云っています。

私に手打ちの弊害が出て、必死で下半身主導のダウンスウィングをしようと頑張っても不可能な時、意図的にガニ股体勢を取ろうと努力します。これは特効薬で、一発で手打ちが治ります。

【参考】
・「左膝の研究」(tips_49.html)
・「ダウンの開始はガニマタで」(tips_103.html)
・「ガニマタでダウンスウィング」(tips_112.html)
・「スクヮット姿勢でパワー・アップ」(tips_124.html)
・「ズボンの膝の上に皺を作れ」(tips_129.html)

【参考ヴィデオ】https://www.youtube.com/embed/6X-7EcIm__Y (2:51)

(july 23, 2017)

頭を残すドリル

2017年のLydia Ko(リディア・コゥ)の低迷ぶりは目を覆うばかりです。何せドライヴァー、アイアンからパターまで全部変え、キャディもコーチまでも変えちゃったんですから、ま、当然と云えば当然。蔭で糸を引いた彼女の親父も収入減で臍を噛んでいることでしょう。ゴルフを甘く見た罰ですな。

【私見】最年少記録を更新し続けた娘を天才だと考えたLydia Koの親父は「弘法筆を選ばず」で、どんなクラブでも娘が優勝出来ると考えた(大間違い)。また、昨年までの彼女のコーチDavid Leadbetter(デイヴィッド・レッドベター)は、Lydia Koを彼の「A Swing」メソッドのポスター・ガールに仕立て上げようとしていた感があります。多額のコーチ料を取りつつ、娘を只で宣伝に使うのは許せない…と、彼女の親父は思ったんでしょう。Lydia Ko自身も「A Swing」に傾倒していたわけではなく、もうDavid Leadbetterから学ぶものはない…と考えた可能性があります。David Leadbetterと縁を切れば、多額のコーチ料を浮かせる。安い給料のキャディに替えれば経費が減る。新規参入のクラブ・メーカーと契約すれば、莫大な契約金が入る…という親父の皮算用。こうして、プロ・ゴルフ始まって以来の欲張り大作戦(大博奕)が始まったのですが、結果は予想以上に悪く、Lydia Koはシーズン後半に入ったというのに未だ一勝も出来ず、ベスト5入りは二位タイが一度だけという有様。David Leadbetterは、父親の意見に左右されるLydia Koに苛立ちを隠せない感じでしたが、韓国系の女子プロはみなゴルフ・スクールに通わせてくれたり、コースで練習ラウンドをする金を出してくれた恩義ある親に頭が上がらないことを見逃していたようです。LPGAのTV-CMでLydia Koは「あたし、もう子供じゃないわ」とかのたまっていますが、彼女も父親の言葉には逆らえないのです。

ところで、2017年のU.S.女子オープンTV中継が見せたLydia Koのスウィングのスロー・モーションにはハッとさせられました。写真のように頑ななまでに頭を動かさないスウィングをしているのですが、これをスロー・モーションで見せられると、その完璧さに感動させられます。私のアプローチ・ショットがちゃんと乗らないのは、多分頭を充分残していないせいではないかと思わされました。

次のはインストラクターChuck Cook(チャック・クック)のアイデアによる頭を残す練習法。

'Perfectly Balanced Golf'
by Chuck Cook with Roger Schiffman (Doubleday, 1997, $25.00)

「私は普通は葉巻を吸うことを推奨したりしないのだが、このドリルでは葉巻がスウィングの間ポスチャーを終始一定に保つ助けをしてくれる。

【編註】葉巻でなく、長めの鉛筆や割り箸で代用可。

ボールをティーアップした後、第二のティーを右足前方でターゲットラインの外側(スウィングの邪魔にならないところ)に刺す。葉巻を口に咥えてアドレスし、葉巻の先端を第二のティーに向ける。葉巻を第二のティーに向け続けながらスウィングする。

このドリルは、頭を上下させるミスを防ぎ、インパクト・ゾーンを過ぎるまでポスチャーを保つ助けをしてくれる。その結果、あなたは以前よりクラブの中央でボールを打てるようになる」

 

【参考ヴィデオ】https://www.youtube.com/embed/3wLk27z0Yvk (2:45)

(July 23, 2017)

 

アイアン・フェースのどこで打っているか

ライ角に大きな狂いはないにしても、私はスウィート・スポットで打っていないのではないかという疑念がありました。全てのインパクト・シールを使い切ったので、「インパクト・シール代用品(しかも格安)」(tips_160.html)で紹介した水虫スプレー(粉状)を購入すると、とても気軽にインパクト・チェックが出来ます。そこで、全てのアイアン・フェースのどの部分で打っているかをチェックしてみました。

練習ボールを一篭求め、全てのアイアンのフェースにスプレーを施し、三個ずつボールを打ちました。驚くべし、サンドウェッジ以外の全てのアイアンを、私はヒール側で打っていることが判明しました。よくもこんな状態でグリーンを狙えたものです(冷や汗)。

GW  1センチ(ヒール側)
PW  1センチ(〃)
9番   2センチ(〃)
8番   0.5センチ(〃)
7番   1.5センチ(〃)
6番   2センチ(〃)
5番   2センチ(〃)

で、その差を相殺すべくトゥ側にマジック・マーカーで印を付けました。9番であれば、フェースの中心からトゥ側2センチにマーク。7番であれば、フェースの中心からトゥ側1.5センチにマーク。新しく付けたマークでアドレスして、全てのアイアンで再度三個ずつボールを打ってみると、概ねスウィートスポットで打つ快感と共に、狙った方向に飛ぶ軌道が得られるようになりました。

 

(July 23, 2017)



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