July 05, 2017

ストローク軌道のチェック法 [stroke] [marker]

以前、パターヘッドにレーザー・ポインタを括り付け、フェースがストロークの間終始ターゲットを向いているかどうか調べるという軌道チェック法を紹介しました。レーザー・ポインタはさほど高いものではありません。ただパターヘッドにレーザー・ポインタを取り付ける角度調整が厄介でした。今回の方法は家にあるもので間に合わせるので一銭もかからず、レーザー利用よりもずっと簡単です。おまけに、レーザーでは解らない要素も解析出来ます。

用意するものはマジック・マーカーとガムテープ、それにやや大きく厚めの紙。上左の写真のようにマジックのペン先だけがパター底部(スウィート・スポットの真下)にはみ出すように調節して、マーカーをシャフトにテープで止めます。

手元に大きめの光沢紙があったのでそれにボール大の赤丸を描いて床に置き、その紙を両足で踏んで紙が動かないようにしながらストローク。「常識外れのパッティング」(06/25)で紹介した両腕を伸ばしてパター・シャフトと一線にしてストロークするメソッド。今回は8メートルの距離にボールを転がす想定で打ってみました。

私はバック・ストロークもフォワード・ストロークもストレートにしようと努力しているのですが、テスト結果(上右の図)ではバック・ストロークで僅かにインサイドに引いていることが判明しました。これは右肘が緩んでいて、完璧な“常識外れ”になっていなかったせいです。どうせやるならとことん常識外れにすべきでした。

[stroke2]

両手の間に出来る三角形を変形させずに動かすとパターフェースをスクウェアに保てます。しかし、右肘も左肘と同じように突っ張って左肩を前に出すまいとすると(前に出すと円弧型になってしまう)、アーム・ストロークではなく肩を上げ下げするショルダー・ストロークに変貌してしまいます。これは以前にやっていた時期があり、距離コントロールが至難であることが分っています。右肘を支点にして前腕を返すようなバックストロークも、ヘッドをインサイドに向かわせてしまいます。で、折衷案。右肘は(突っ張るのではなく)割と固めに保つだけにし、右肘を身体から浮かせることにしました。これだと両前腕が形成する三角形は保てます。でも、これって僅かながらフライング・ライト・エルボー!この方式でテストした結果が右の図です。バックストロークで右肘を浮かすことがパターヘッドをやや上昇させるため、ボール後方の軌跡が短くなっています。前回のテストに較べ、バックストロークでインサイドに向かう傾向が激減しているのが判ります。前回の軌道はインパクトにおける方向性がかなり雑でしたが、それが狭く集中したのは進歩です。

数日後のラウンド、OUTを15パット、INを12パット、計27パット(スコアは計6オーヴァー)に収められました。バーディ達成は一個だけでしたが、二つのバーディ・パットを僅かにリップ・アウト。チップイン無しでハーフ12パットは、最近の私としては上出来でした。

【参考】「レーザー光線でパット練習」(tips_139.html)

(july 05, 2017)

スウィートスポットでパットすることの重要性

 

ショート・ゲーム専門インストラクターDave Pelz(デイヴ・ペルツ)による、スウィートスポットでボールを打つかどうかで著しく変わる結果について。

'Putt Like the Pros'
by Dave Pelz with Nick Mastroni (HarperPerenial, 1989, $13.50)

「8フィート(2.4メートル)を越えるパットにおいて、他の全てのテクニックが完璧だったとしても1/4インチ(約0.64センチ)スウィートスポットを外すと、95%のパットをミスする。だから、ボールをスウィートスポットで打つことがもの凄く重要だということが解ると思う。あなたが、よいフェース角度を重要視するか、打球面の中央で打つことのどれかでいいヘッド軌道を得なければならないとしたら、常にソリッドなコンタクトの方を選ぶべきだ。何故かって?ソリッドにストロークをすれば、ボールは少なくともラインを逸れずに転がるので、カップに入るチャンスがあるからだ。

あなたがスウィートスポットでストロークしないと、いかにあなたの軌道とフェース角度が良くても、ボールは想定よりもっとブレイクし、ライン上の凸凹などに影響され易い。ソリッドに打つことこそが成功のチャンスを増やしてくれるのだ」

【参考】
・「スウィートスポットでパットする」(tips_20.html)【手軽で効果的な練習法】
・「スウィートスポットの秘密(パター篇)」(次項)

 

(July 04, 2017)

スウィートスポットの秘密(パター篇)

ショート・ゲーム専門インストラクターDave Pelz(デイヴ・ペルツ)による、真のスウィートスポットを見つける方法。

[Aoki]

'Putt Like the Pros'
by Dave Pelz with Nick Mastroni (HarperPerenial, 1989, $13.50)

「パターのスウィートスポットは、フェースの真ん中にあるとは限らない。打球面の中心でボールを打つと、パターフェースはぐらつかずに留まる。ヘッドは全エネルギーをボールに伝えて、単純にスピードを緩める。

しばしば、誰かがパターを指で垂直にぶら下げ、フェースを鉛筆の先などで叩いてヘッドがぐらつかないポイントを調べている様子を目にすると思う。だが、この方法は正しくない。それはパターの重心の位置を教えてくれるだけで、打球面の中心は判らない。何故なら、パターが垂直に下げられた場合、シャフトとハンドルの重量が中心でバランスを取るからだ。

正しい方法はこうだ。パットする時と同じように、地面に対し約70°ほど傾斜させる。これだと、シャフトとハンドル双方の重さはパターのヒール側でバランスを保つ。指先でこの角度に軽くパターを保持し、それから鉛筆の先などでフェースを叩く。叩いた時にヘッドがぐらつかず、振動もせず、あなたの手にショックを感じないところが打球面の中心で、真のスウィートスポットである。

お分かりのように、スウィートスポットの実際の場所は地面に対するパターの角度によって変化する。例えば青木功のようにシャフトを寝せると、シャフトとハンドルの重量は著しくヒール側に寄るため、スウィートスポットもそちらに動く。ゴルファーがその新しいスウィートスポットでボールと接触するのなら、これがいけないという理由はない。だが、この手法には具合の悪い点がある。すなわち、このゴルファーがパターで地面を引っ掻くと、ヒールが地面でつっかえ、トゥをターゲット側に回転させ左へミスする原因を作る。しかしながら、真のスウィートスポットで打たれていれば、この位置からでもうまくソリッドなパットは可能である。

逆に、Payne Stewart(ペイン・ステュアート)のようにパターをほぼ垂直に立ててパットする場合、スウィートスポットは若干トゥ側に寄る。だが、彼はそこでボールを打つので問題ない。

重量配分やパターの形体の違いは、ソリッドに打たれる限り、ボールへのエネルギーの伝達には全く無関係である」

(July 05, 2017)

ショート・パットの軌道チェック

 

インストラクターDavid Leadbetter(デイヴィッド.レッドベター)によるtip。

'Make more three-footers'
by David Leadbetter ('Golf Digest,' August 2008)

「『入れて当然』という短いパットの失敗が度重なっているなら、パッティング軌道をチェックする必要がある。

地面にクラブ・シャフトを寝かせ、それをターゲット・ラインと想定する。その上にパターを当ててアドレスし、寝かせたパターから外れないように集中しながら素振りを繰り返す。

アーク(弧)パッティングをする人の場合は、バックストロークとフォローでパターヘッドはややシャフトの内側に向うことになる。

パターがシャフトを擦る音は、メトロノームのようにあなたのリズムを構築する助けとなってくれる。スムーズな音はスムーズなストロークの証明である」

【参考】
・「ショート・パット練習法のベスト1」(tips_165.html)
・「材木でパット練習の効能」(tips_180.html)
・「1.2mのパットをミスしない方法」(tips_120.html)
・「ショート・パットの研究」(tips_133.html)

 

(July 05, 2017)



?[Anim

 Copyright © 1998−2017   Eiji Takano    高野英二
[Mail]
 Address: Eiji Takano, 421 Willow Ridge Drive #26, Meridian, MS 39301, U.S.A.