August 20, 2017

遂に発見!ショートパットの秘訣

 

どんなにドライヴァーが飛ぼうが、どれほどアプローチが寄ろうが、総仕上げであるパットが入らなくてはスコアはまとまりません。トータル・スコアの半分近くを占めるパット数を減らすことが不可欠です。ピン傍に寄せた後のバーディ・パット、長いファースト・パットを寄せた後のパー・パット、これらは特に重要です。距離が短いが故に入れて当然、失敗したら面目丸潰れ(;へ;)。手が震え、膝がガクガク。これを自信を持って沈める方法はないものか?

鏡の前でストロークの練習をしました。どうやっても、フォワードストロークで右肩が身体の前に出て来るのを止められません。これだとプルは必定。あるインストラクターの調査によれば、一般ゴルファーの約75%はターゲットラインをパターでカットするように横切らせ、その結果はプルやプッシュとなるそうです。それは多分、この肩の動きに由来するものではないでしょうか。

右肩の動作は、右肘を伸ばしたり曲げたりしても変化無し。試みに、左手一本でストロークしてみると、右肩は全くしゃしゃり出て来ません。これなら完璧なストレート・ストロークが達成可能です。右手一本だけでストロークしても、両肩はスクウェアなまま変化しません。しかし、両手でパターを持つと、…フォワードストロークで又もや右肩が突出して来てしまいます。

つまり、方向性を歪めたくなければ、パットは一本腕ですべきなのです。特に、捩れに強い左手で…。ですが、右利きゴルファーの左手のパワーは弱過ぎるので、長い距離を左手一本でカップに届かせるのは至難の業(と云うか、ほぼ確実にショートする)。しかし、短いパットなら可能だと思われました。やってみました。

1) 左手でパターを握る。
2) 右手をパターに添えるが、中指・薬指・小指はパターに触れず、左手の三本の指の背を覆うだけとする。
3) 左手主導でストローク。

 

[secret]

右手の三本指がパターを握らないので、実質的に左手一本のストロークに酷似する…というのがミソです。私は、普通長いパットでは左の薬指と小指で右の中指を挟んで組み合わせ、右手の薬指と小指はパター・ハンドルを直接握るグリップをしています。写真の私はそれではなく、今度発明したショート・パット用の変則グリップをしているのですが、正面から見たのではどちらのグリップなのか全く見分けがつきません。これぞまさしく隠し技。

このグリップをすれば右肩は絶対突出しない…とは云い切れませんが、少なくとも最低限には抑えられます。このグリップで1メートル前後のパット練習をしてみれば、その効果のほどが理解出来るでしょう。もちろん、どこを狙うべきかラインはちゃんと読まなくてはなりません。カップの左端か、左内側か、真ん中か等々。そして、FLW("Fixed Left Wrist" [フィックスト・レフト・リスト=固定した左手首])で、しっかり打つ。短い距離だから…と、へろへろ球を打つと、芝目や地面の凸凹に負けてボールはあらぬ方へよろめいてしまいます。当然ですが、ルックアップせず、頭を残したストロークをするのが前提です。

何と、これを練習した直後のラウンド、No.1(パー4)で1メートルの難しいスライスラインのパットを成功させてパー、(No.2を2オンさせてロングパットをOKの距離に寄せてパーの後)No.3(パー4)の1メートルのバーディ・パットを難なく沈めることが出来ました。

次のラウンド。最初の9ホールはゴルフそのものがスランプ状態でいいとこ無しでしたが、No.14(パー5)の三打目をピン傍50センチに寄せ、イーズィ・バーディ。続くNo.15で下り1メートルのフックラインのパー・パットに成功した時、チーム・メイトの一人が私の狙い方について質問して来ました。不調だったとは云え、それまでに六個の寄せワンとバーディを達成していたからでしょう。私はそれに正直に答えましたが、実際には狙い方よりも、功績は新発明グリップによるストロークにあったのです(聞かれなかったので、それについては説明省略。もちろん、彼は私のグリップの変化に気づいていませんでした)。さらに続くNo.16(パー4)での私の第二打はピン傍1.5メートルに。何故か、私より遠くへ2オンさせたキャプテンのRichard(リチャード)が「エイジ、準備出来てるなら先にパットしろ」と云いました(本当は彼がバーディ・パットする順番でしたが)。準備出来ていた私はごじゃごじゃ云わず、直ちにパット。読み通りに転がったボールはド真ん中からカップイン、バーディ。

私は、この変則グリップによる左手主導のストロークが、3パットを防ぎ、絶対に沈めるべき短いバーディ・パットやパー・パットを着実に成功させる必殺技となると確信します。

【参考】
・「パットでもFLW(固定した左手首)」(tips_159.html)
・「パットのFLW(固定した左手首)」(tips_165.html)
・「パットのFLW(固定した左手首)改訂版」(tips_171.html)

(August 20, 2017)

脚の長さが不揃いなゴルファーのパッティング・ポスチャー

上の「遂に発見!ショートパットの秘訣」を開発していた時、屋外は100°F(37.7℃)近い暑さでした。アメリカ南部に住んで数十年、暑いのには慣れていますし、電気代節約のため私は滅多にACをオンにしません。下はショート・パンツですが、上は裸で過ごしていました。パッティング・ストロークの研究も上半身裸のまま。これにはメリットがあります。シャツを着ていると、どれほど右肩がしゃしゃり出るか、その程度が分らないのですが、裸だとモロに分ります。

これまで、左右の脚の長さの違いがスウィングやストロークに影響するという内容の記事をいくつか紹介して来ました。それを参考に、右脚が約1センチ左より長い私は、その差を相殺すべく左膝を内側に折ってアドレスしていました。それで、左右均等になったと思い込んでいたのです。大間違い。

上半身裸の研究で明らかになったのですが、多少左膝を内側に押し込む程度では不足もいいところ。かなり右膝を左に曲げないと、左肩と右肩がターゲットラインにスクウェアにならないのです。どの程度曲げるか?驚きました。左の膝小僧がボールにアドレスしたパターヘッドを指すほど曲げなくてはいけなかったのでした。こうして初めて、両肩がターゲットラインにスクウェアになりました。

私の場合、このアドレスをすることで「遂に発見、ショートパットの秘訣」が真に役立つようになったのでした。

なぜ、この項を「遂に発見!ショートパットの秘訣」に含めなかったかというと、左右の脚の長さが同じ人にこんなものを読ませても無意味だからです。脚の長さが異なる人にだけ読んで頂けばいい。そういう人は、是非、鏡の前で上半身裸でストローク動作をしてみて下さい。色んなことが学べる筈です。

 

【参考】
・「右脚が左より長いゴルファーへの警告」(tips_169.html)
・「脚の長さの違いは、両手の向きに影響する」(tips_169.html)

(August 20, 2017)

Jack Nicklaus(ジャック・ニクラス)の ショート・パットのミスを防ぐ

これはJack Nicklaus(ジャック・ニクラス)が旧著や雑誌などに書いた原稿のパッティングの部分だけを集大成した本から、ショート・パットのコツ。

[Jack]

'Putting My Way'
by Jack Nicklaus with Ken Bowden (John Wiley & Sons, 2009, $25.95)

「ショート・パットのミスの大敵は頭と上体を動かすことだ。ボールを打った結果をあまりにも早く見ようとする本能によって、頭と上体を動かしてしまうのが原因である。私は、長い年月この本能との闘いに勝とうとあらゆる方法を試して来たが、最も有効だった方法は単純そのものかも知れない。

それは、ボールが最低1メートル以上転がるまで、頭と上体を動かすな…と自分に云い聞かせることだ。さらに厳しい方法は、アドレス時の頭と上体を、ボールが停止するかカップに落ちるまで動かさないように自分に強制することだ。結局、ショート・パットの際に身体を静止させるには、集中し自分を厳しく律することが最も重要な要素だ。

もう一つのショート・パットのミスの一般的原因は、長過ぎるバックストロークをし、本能的にパターヘッドを減速させたり、フォローへかけてパターフェースの角度を捩ったりするものだ。

これを防ぐには、練習グリーンでパターヘッドの後方5〜8センチにストッパーとしてティーを一本刺し、バックストロークを強制的に短くする。誇張した【長めの】フォロースルーの必要性によって、ボールにコツンと当てるだけでなくパターヘッドを最後まで加速することが出来る。これで問題解決に至らない場合は、正反対のことをすればよい。あなたがやっている二倍の長さのバックストロークをすれば、簡単にそれに見合った長さのフォロースルーが出来る」


【おことわり】画像はhttps://cdn-s3.si.com/にリンクして表示させて頂いています。

(August 20, 2017)



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