August 09, 2017

集中を妨げるものと、その対策

スポーツ心理学者Dr. Dick Coop(ディック・クープ博士)がリストアップした、ゴルフの妨害物リストと処方。

'Mind Over Golf'
by Dr. Richard Coop with Bill Fields(Macmillan, 1993, $12.95)

「・プレッシャー

競技会の熱気の下のゴルファーは、統制のとれた準備に必要なディテールの全てを遂行するのが困難になる。その手抜かりは、お粗末な作戦やクラブ選択のミスに繋がる。意識的な思考は停止してしまう。プレッシャーはまた、集中を阻害する。集中のためにはある程度のリラクセーション(息抜き)が必要だからだ。その意味では、コース外で実践したリラクセーション・テクニックが役立つ。

・切望

自分の能力を証明しようという切望は、集中状態を途切れ途切れにし、あまりにもスコア至上主義にすることによってゴルファーを蝕む。スコアにこだわるあまり、プロセスに集中することを忘れてしまうのだ。結果でなく、プロセスを大事にすることが重要。

・快適領域

これは全てのゴルファーの集中を脅かすものだが、特にアマチュアが100、90、80を初めて切ろうとする際に最も脅威的となる。No.18をパーで上がることが自分のベスト・スコアになる…という場合、多くのプレイヤーが集中心を失う。快適領域【註】と闘うには、ゴルファーは切望とプレッシャーの強烈な組み合わせを克服せねばならない。

【編註】新記録達成の使命の重圧から逃れて、いつもの駄目ゴルフ(ぬるま湯)に戻ろうとする臆病風。

 

こうした快適領域に回帰しようという誘惑に抗する戦略の一つは、これは全てのゴルファーが必ず一度や二度経験している突破口なのだという事実を想起すことだ。また、この難関を段階的に突破することも助けとなる。スコアが突如飛躍的に良くなると期待しないこと。例えば、あなたが初めて80を切ろうとしているなら、その目的達成前に80、81、82などを数回期待すべきである。

・未知のコース

大概のアマチュアが、夢に見た新しい(特に有名な)コースでわくわくしながらプレイすると、日頃の修練や集中心が働かなくなる。彼らは神経過敏とアドレナリンに屈してしまう。ツァー・プロが有名コースを訪れると逆である。素晴らしいレイアウトに触発された彼らは、どこにであるコースでプレイするより集中するようになる。

・未知の同伴競技者

特に自分より上手いプレイヤーと組み合わされると、プロもアマも集中心が減退する【編註:上級者の目に自分がどう映り、どう評価されるか気を揉むため】。だが、あなたは彼らから分析・検討されているなどと思わないことだ。上級者は己のゲームに集中していて、他人のプレイのことなど考えないから上級者になれたのである。

・倦怠感

あなたが頻繁にゴルフするなら、そうでない人に較べ倦怠は敵である。頻繁にプレイする引退者とツァー・プロがこの症状に罹る。大抵のゴルファーは、厭きるほどプレイするチャンスは無いが、六週連続でトーナメントに参加するようなプロは“脳死状態”になる。訓練した集中法は消え失せてしまう。倦怠感はまた、フィーリングや創造力、そして集中に必要なメンタルなイメージ無しのプレイに繋がる。こういう症状に陥ったら、真っ直ぐ打てる場面でもドローやフェードを打つことを試みるとよい。

 

・外部の妨害者

コースの隣りの建築現場で大工がガンガン金槌を叩いていても気にならない時もあれば、鳥の囀りでさえ集中心を乱す日もある。こうした外部の妨害を無視することは出来ないのだが、自分を妨害させる許可を与えない努力をすることは可能である。偉大なゴルファーたちは(少数の例外を除いて)TVのクルーや場内整理係の動きなどを見て見ぬ振りする術に長けている。

・自信の欠如

ツァー・プロたちと話していると、彼らのほぼ全てが自信の無さが集中技術を蝕む…と云うのに驚かされる。お粗末なプレイを始めると集中が不足し、集中心が抜け落ちるとプレイはさらに悪くなる…という悪循環。もちろん、常にベストのプレイが出来る者なぞ一人として存在しない。だが、正しい準備はどんな場合でもあなたの自信を鼓舞し、集中心の衰弱から救ってくれる」

(August 09, 2017)

自家製ロックスターその後

ロックスターはロック・バンドのことではなく、エナジー・ドリンクのRockstar(ロックスター)のことです。私はゴルフにRockstarが効き目があることに気づいたのですが、Rockstarそのものは私の頻度でゴルフする者には高くつくので「自家製Rockstar(ロックスター)製造法」(tips_172.html)に書いたように、Rockstarの主成分【註】をカプセルで購入し、それをCrystal Light(クリスタル・ライト)というカフェイン入りドリンクの粉末と一緒に混ぜて、スポーツ・ドリンクの空き瓶に入れて飲んでいました。

[Ginseng] [Guarana] [Taurine]

【註】タウリン、ガラナ種子エキス、朝鮮人参エキス。それぞれ500mg、100カプセルで4ドル前後。

この自家製Rockstarの欠点は、2カップ(591 ml)の湯冷ましにあまりにも多くの粉末を混ぜるため、少しジャリジャリ感が残ることでした。Crystal Lightだけなら綺麗に溶けるのですが、それに三つのカプセルから抜き出した粉末を足すのはちと無理があるようでした。(湯が温かいうちに混ぜても溶け切らない)

もう一つの欠点は、ワン・ラウンドで一本の自家製Rockstarを飲み切れず、大体半分か1/3を次回に残してしまうこと。これでは三つの主成分(朝鮮人参エキス、ガラナ種子エキス、タウリン)も半分しか摂取していないことになります。

で、次のように方法を改めました。《カフェインはプレイ開始の一時間前に摂取しておくこと》という指示【註】に従い、シニアのゲーム開始一時間前にカフェイン(ガラナ種子エキス)を含む三つのカプセルを一緒に服む。Crystal Lightはドリンクとして数ホール毎に飲む。

【註】「カフェインの助けでスコア・アップ」(tipa_170.html)

この方式で数週間経ちますが、全く問題ありません。…どころか、毎ラウンドで1〜2バーディ、たまにイーグルや3バーディを達成したりしています。単に幸運の賜物なのか、三つのカプセル同時服用の効果なのか判然としませんが、どっちみち悪くはないので今後もこの方式を継続することにします。

なお、いずれのカプセルもドーピングの禁止物質には該当しません。カフェインは「監視プログラム」の一つですが、検査はされるものの検出されてもドーピング違反にはならない物質です。

【おことわり】画像はhttps://media.swansonvitamins.com/にリンクして表示させていただいています。

(August 09, 2017)

タウリン、ガラナ、朝鮮人参の効能

 

あるサイトが、この三つに特化した解説をしているのを見つけました。筆者は登録栄養士。以下はその要旨です。

'Taurine, Guarana & Ginseng Effects'
by Janet Renee, MS, RD, (Oct 14, 2015) http://www.livestrong.com/article/197248-taurine-guarana-ginseng-effects/

「この三つはエナージィ・ドリンクやスポーツ・ドリンクに一般的に含まれている物質である。これら三つを一緒に摂取した場合の影響を突き止めるのは、リサーチ不足で困難である。しかし、僅かなデータとはいえ、それら個々の影響について浮き彫りにしてくれる点はある。

[Ginseng] [Guarana] [Taurine]

・タウリン【写真左】

これは最もアミノ酸豊富なものの一つ。科学者たちは未だにタウリンの効果を解明中であるが、リサーチャーたちはタウリンが心拍と神経伝達物質と呼ばれる脳内化学物質の影響とを制御するのを助けてくれると考えている。ある研究においては、カフェイン入りタウリン・ドリンクがスポーツ・パフォーマンスに失敗している。ただし、カフェインが影響したのかどうか、リサーチャーたちは確信を持っていない。

【編註】三つのうちタウリンだけは「空腹時に服用」となっているのですが、朝食前に服用するとラウンドには早過ぎるで、私はラウンド一時間前に三つ一緒に服んでいます。

・ガラナ【写真中】

これに含まれるカフェインは、中枢神経系を刺激して注意深さを強め、エネルギーを増大することがある。これはまた苦痛を弱め、頭痛を軽減する。

・朝鮮人参【写真右】

朝鮮人参と呼ばれるものには三種類あるが、エナージィ・ドリンク等に用いられるのは"panax ginseng"(パナックス・ギンセン)である。これは、記憶力、集中力、スポーツ・パフォーマンス、スタミナなどを増強し、ストレスを弱める効果もある。朝鮮人参は抽象的思考や反応時間、中年以上の人間の計算能力等を増強する。

■ 安全性

アメリカ薬剤師会報によれば、エナージィ・ドリンクやスポーツ・ドリンクに含まれている程度の量のタウリン、ガラナ、朝鮮人参の摂取において危険性は認められない。大方のエナージィ・ドリンクに見られるこれら三つの組み合わせの量は副作用の影響を生ずるに充分でないため、否定的な報告は皆無である…と、このリポートは述べている。

しかしながら、これらを摂取する前に医師に相談することが望ましい」

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私が服用しているのはSwansonvitamins.comの製品ですが、その服用法は以下のようになっています。
・タウリン  1カプセルを一日一回
・ガラナ     1カプセルを一日2〜6回
・朝鮮人参  1カプセルを一日1〜2カプセル

つまり、ガラナと朝鮮人参は一日複数回摂取が推奨されている訳です。ラウンド開始一時間前に三つを服用し、九ホールを終えたところで(約90分〜二時間後)に、ガラナと朝鮮人参だけを1カプセルずつ服用するのがベストなのかも知れないと思いました。実際にやってみました(まるで人体実験)。さしたる変化はなし(良くもなく悪くもない)。追加の服用は無駄のようでした。

【おことわり】タウリンの画像はhttp://www.vigorous-tech.com/、ガラナの画像はhttp://supplementsinreview.com/、朝鮮人参の画像はhttp://www.searchhomeremedy.com/に、それぞれリンクして表示させて頂いています。

(August 09, 2017)



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