November 06, 2016


ドライヴァーをスローモーションで打つ

 

[Love III]

Tiger Woods(タイガー・ウッズ)の登場以前、PGAツァー随一の飛ばし屋だったDavis Love III(デイヴィス・ラヴ三世、右図)が、インストラクターだった父Davis Love II(デイヴィス・ラヴ二世、1935〜1988)から教えられた練習法。Bob Toski(ボブ・トスキ)とDavis Love IIの共著より。

'How to Feel a Real Golf Swing'
by Bob Toski and Davis Love, Jr. with Robert Carney (NYT Special Services, Inc., 1988, 1997, $14.00)

「練習場に赴いた際、何発かスローモーションでボールを打ってほしい。これは世界トップ・クラスのアスリートたちが、テクニックを磨くために用いる方法だ。短距離走の金メダリストCarl Lewis(カール・ルイス)は、そのほぼ完璧なスタイルを改良するために、いまだに半分の速度で走ることをする。

ゴルフでは、スローモーションはあなたが最高のパワーを身につける鍵となろう。Davis Love IIIがまだ十代の頃、彼は父Davis Love, Jr.(デイヴィス・ラヴ二世)にボールを遠くに打つ方法を尋ねた。父は息子に、ドライヴァーを手にスローモーションでフル・スウィングし、なおかつボールが50ヤードを越えないこと…と命じた。若い息子は50ヤードのドライヴをソリッドに真っ直ぐ打つことが出来た。彼は次第に100ヤードに打つようになったが、依然としてスローモーションの制約は同じだった。同じ方法で、50ヤード刻みの練習をしたDavis Love IIIは300ヤードに達した。

現在、彼は必要とあらば350ヤード打つことが出来、PGAツァーの飛距離ランクのトップである。スローモーションによるスウィングは、クラブフェースでボールを“見つける”ことと、スウィングの強さをコントロールすることを教えてくれる。それはまた速度をも教えてくれる。練習する時は常に数回のスローモーションのスウィングを含めるように」

【参考】「Harvey Penick(ハーヴィ・ピーニック)のスローモーション・ドリル」(tips_1.html)

(November 06, 2016)

右足で地面を蹴って飛距離増

 

スウィングスピードを増す三つの鍵。

'3 moves to add more speed to your swing'
by editors of 'Golf Magazine' ('Golf Magazine,' November 2016)

「1) ダウンスウィングを右足内側の端で地面を押して開始せよ。短距離走者がスターティング・ブロックを蹴って飛び出すように。それは下半身をターゲットに向かって押しやり、クラブは最高のスピードに達する。右の踵をターゲットと反対方向に廻すことだけはしないように。それはスウィングの基盤を失うことを意味する。

2) バックスウィングのトップからは、腰はターゲット方向に廻すものの、肩は後方に留めることで肩と腰のギャップを増すべきである。実際のところ、腰が肩を廻してアクションに引き摺り込むまで、肩を動かすべきではない。これはあなたの大きな打撃用筋肉をストレッチし、肩が腰に追いつこうとしつつインパクトへ向かい、エクストラのスピードの爆発を生む。

3) ドライヴァーではボールを上昇角度で打つのだが、それでもなおインパクトへは両手をクラブヘッドに先行させる必要がある。クラブがヒッティング・ゾーンに近づくにつれ、手袋の甲側にあるロゴがターゲットに面するように努める。これが理想的な高い発射角度と低いスピン率を生むFLW(フラット・レフト・リスト、平らな左手首)を形成する」

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私は長く下半身主導のダウンスウィングを志向して来ましたが、その動作のスタート(きっかけ)は左膝をターゲット方向に動かすことでした。それを上の「右足内側の端を蹴る」と比較すると、後者のパワーに完全に負けているのは歴然としています。これからは右足で蹴ることを決意をしました。

 

(November 06, 2016)

三世紀前のゴルフ・インストラクション

Davis Love III(デイヴィス・ラヴ三世)の父親Davis Love, Jr.(デイヴィス・ラヴ二世)は、Bob Toski(ボブ・トスキ)と共著の本も出しているほどで、ゴルフの世界ではコーチの第一人者として知られていました。しかし、惜しくも1988年に航空機事故で他界。この本はその父親が遺したノートを土台に、Davis Love IIIが自分の経験も加えて一冊の本にしたもの。

[Love]

'Every Shot I Take'
by Davis Love III (Simon & Schuster, 1997, $21.00)

「インストラクターたちの多くはゴルフ本の凄いコレクションを持っている。私の父には熱望しながらも手に入らない一冊のインストラクション本があり、それは一部ゴルフ界で狂信的地位を築いていたものだ。それは17世紀のスコットランド人Thomas Kincade(トーマス・キンケイド)による日記の集成であった。【註】その『キンケイドの日記』は'Golf in the Making'という本に翻刻されたとはいえ、多分多くには知られていないものだろう。

【編註】'Wikipedia'によればThomas Kincade(1661〜1726)は、父がスコットランドのEdinburgh(エディンバラ)の名誉市民でもあった外科医で、その息子も医者になるべく勉強に励んでいた。彼は日記に様々なことを書いていて、化学、神学、馬の品種改良、鍛冶屋の万力の作り方、弓術、ビリヤード、そしてゴルフ…と多岐にわたっていた。

その日記は1986年の'Golf Digest'誌のあるコラムの題材となり、父はそのコラムを切り抜いて保存していて、父が亡くなった時、他の書類の間に挟まれていた。私は父が何故それを大事に取っておいたか理解出来る。Thomas Kincadeはおよそ三世紀前にゴルフ・スウィングに関して深い洞察を示しているのだが、それは現在もちっとも変わっていないからだ。彼は次のように書いている…。

『ボールを打つのでなく、クラブヘッドがボールと接触した後もなお加速し続ける感覚を得るように打ち抜かなくてはならない。これが飛距離を得る秘訣である。この感覚を完全にするには、可能な限りイーズィに打つ練習をし、徐々にスウィングの強さを増すが、各段階でその強さが習性となるまで練習することだ。それにかける時間は無駄にはならない。各段階を完全なものにすることは、ハーフ・スウィング、ピッチング、チッピングをも習得させてくれる。最も容易な段階は、パッティングを完全なものにするのを助けてくれることだ。各段階で強さを増す際、ポスチャーや回転軸を変えてはならない』

数世紀経っても、私の父は同じことを教えていた」

【おことわり】画像はhttp://www.golftoday.co.ukにリンクして表示させて頂いています。

(November 06, 2016)


アライメントは基本中の基本

これはDavis Love III(デイヴィス・ラヴ三世)の亡父でインストラクターだったDavis Love, Jr.(デイヴィス・ラヴ二世)が遺したノートに、息子Davis Love IIIが自分の経験を加えて出版した本。

'Every Shot I Take'
by Davis Love III (Simon & Schuster, 1997, $21.00)

「私の父は、プロ・ゴルファーの方が一般ゴルファーよりもスウィングの基本に時間をかけていることを発見し、面白がっていた。彼はそんな筈はないと思っていたのだ。彼にとって、基本中の基本の一つはアライメント(ターゲットに対し身体を揃えること)だった。

もしあなたが正しく狙わなければ、ストレートに打つことは不可能以外の何ものでもない。事実、不適切なアライメントで打たれたストレートなショットは、ターゲットラインから逸れてしまう。どんなスウィングをする前にも、最終ステップとしてあなたの肩、腰、両脚・両足がターゲットラインに正しく揃っているかどうか確認すべきだ。頭を廻し顎を6時から9時に動かすだけで、ターゲットが即座に視野に入ればOK。もし、ターゲットを見るためにあなたが頭をひねったり傾けたりしなければならないとしたら、あなたのアライメントはどこかが狂っている」

(November 06, 2016)




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