December 25, 2016


Butch Harmon(ブッチ・ハーモン)推奨の筋肉鍛錬法

 

トップ・インストラクターButch Harmon(ブッチ・ハーモン)による飛距離を増す方法のいくつか。

'The Four Cornerstones of Winning Golf'
by Claude "Butch" Harmon, Jr. and John Andrisani (Fireside Book, $15.00, 1996)

「筋肉鍛錬は飛距離を伸ばすだけなく、様々なトラブルを克服すべき時に利益をもたらす。深いラフ、ディヴォットや凹んだ地形からのショット、木の下から低く打って長い距離を得たい場合等々。

[ball]

・ メディシンボール

これはGreg Norman(グレッグ・ノーマン)が忠実に実行している運動だ。このボールはバスケットボールよりやや大きく、重さは約3キロほどである。

アドレス体勢で、ボールの左右を(下ではない)両手で持ち、身体の前でスウィングするように左右に動かす。胴体を使うのであって、手・腕で動かすのではない。最初はボールを腰の高さでゆっくり(あるいは一分間)動かす。正しく遂行すれば、お腹の筋肉を酷使する筈だ。

慣れたら、次第にボールを前方に突き出し、ボールが胸郭と平行の高さになるようにする。【右図】 あくまでも、手・腕ではなく、胴体を使うこと。

これは胴体を鍛えると同時に、手と前腕部をも鍛える。

・重いクラブ

これはメディシンボールの代用にもなる鍛錬法である。重いクラブを得るには次のような選択肢がある。

a) 古いウッド・クラブのハンドルを外し、シャフトに砂を詰めた後、ハンドルを戻す。注意:砂がこぼれないように穴を塞ぐこと。
b) ドーナツ型錘を用いる。
c) ヘッドに鉛を貼る。

最初は筋肉を痛めないよう軽い重さから始める。加える重さは280〜340グラム程度で充分である。

通常のセットアップで、胴体を使って(手・腕ではない)ゆっくりバックスウィングし、トップで一時停止、再びゆっくりのペースで、左サイド全体がリードすることに集中しながらダウンスウィングをし、バランスの取れたフォロースルーを行う。終始クラブヘッドをコントロールすること。ダウンスウィングでクラブヘッドがあなたを振り回すような力を使ってはいけない。全体のスウィングに3秒間費やすぐらい、スローに行う。

[steps]

しばらく練習した後、もっと重いクラブをコントロール出来ると思ったら、次第に数グラムずつ重さを増す。

・階段上り

飛距離を生む主な源は太腿、はっきり云えば尻である。ハムストリング腱(膝腱)と大臀筋(尻の筋肉)は、身体の中で最も大きな筋肉である。これらを鍛え、ダウンスウィングの開始で正しく用いれば、あなたの全てのショットの飛距離が増す筈だ。

最近のフィットネス施設にはStairMasterとかVersa Climberなどの装置があり、実際に階段を上り下りしないで階段上り運動が出来る。これらの装置は、足を踏むことで階段を昇る動作をシミュレートする。フィットネス施設を利用出来なければ本当の階段を昇らなければならないが、階段の固い抵抗を我慢しなくてはならない。

日常でもエレベーターではなく、出来るだけ階段を使うことをお薦めする」

【編註】最近引退したSe Ri Pak(セリ・パク)は韓国での修業時代、父親に命じられて家の近くの墓地の階段を上り下りさせられたそうです。彼女の太腿はとても太かったことを覚えています。

【参考】
・「飛距離を伸ばすトレーニング」(tips_13.html)
・「簡単な腕の体操でヤーデージ増」(tips_175.html)

【おことわり】画像はwww.menshealth.comと、stairmasterstepmills.comにリンクして表示させて頂いています。

(December 25, 2016)

Harvey Penick(ハーヴィ・ピーニック)のヨガで上達せよ

 

伝説的インストラクターHarvey Penick(ハーヴィ・ピーニック)によるヨガのゴルフへの応用。

'The Game for a Lifetime'
by Harvey Penick with Bud Shrake (Fireside, 1996, $10.00)

「私は、ゴルファーのために役立つ活動としてヨガの研究に優るものを想像出来ない。ヨガは、心の完璧で極度の集中と、同時に筋肉(特に小さな筋肉の強化)の技巧的で健康的なストレッチングを教える実習である。

私は小さな筋肉はボールを遠く真っ直ぐ打つために大きな筋肉と結びつかなければいけないと考える。John Daly(ジョン・デイリィ)のもの凄いターンと身体の長い巻き上げ方を見てみなさい。彼の背の大きな筋肉、腰、脚が暴力的なスウィングになだれ込むが、350ヤードのドライヴを発射する機敏な動きと精度は小さな筋肉の賜物である。彼が心を静めるためにヨガを研究し、小さな筋肉を調和させたら、どれだけ素晴らしいゴルファーになるか計り知れないものがある。

Greg Norman(グレッグ・ノーマン)は集中力を構築するため、禅と武術を応用していると聞く。経験豊富なプレイヤーは知っていることだろうが、ベストのプレイをする時は、瞑想にふけっている状態とかなり似通っている。緊張とお喋りから解放されて、一つのことに集中している。これはいいゴルフのための理想的状態だ。

私が常に教えていることだが、ゴルフには重いバーベルを持ち上げる筋肉より、鞭を振るうような筋肉が必要だ。現在、ツァーで重量挙げは推奨されているが、多分、前腕と手を鍛える運動は、身体の中央の筋肉を構築するのと同じくらい良いことだろう。また、腰と脚を強化する運動もプラスである。

ヨガは呼吸に精神を集中することでもある。正しい深呼吸は喜びであり、気分を爽快にし、心を静めてくれる。深呼吸は酸素と身体中のパワーの供給源として、ゴルフ・コースで驚異的な助けとなる。ヨガの教えのストレッチングは、柔軟性を身につけさせてくれる。身体が柔軟なら、命ある限りいいゴルフを続けることが出来るのだ」

 

(December 25, 2016)

Nancy Lopez(ナンスィ・ロペス)の飲食法

 

Nancy Lopez(ナンスィ・ロペス、1957〜)はメイジャー三勝を含むLPGAツァー48勝(その他四勝)を挙げ、ゴルフの世界名誉の殿堂入りしているプロ。

'The Complete Golfer'
by Nancy Lopez with Don Wade (Contemporary Books, 1957, $15.95)

「私の秘密をお教えしよう。私はNabisco(ナビスコ)と契約してTeam Nabiscoのメンバーとなっている。ナビスコ主催の催しに参加し、ナビスコ・ロゴの衣類を着て、ナビスコのゴルフ・バッグでプレイする。ナビスコのためにしなければならない役目は、製品の味見をすることだ。だから、私はクッキーや、クラッカー、キャンディ・バーなどのエキスパートである。仮にナビスコがダブルベーコン・チーズバーガーを作ったとしたら、彼らは私の食べ物への熱望を満たしてくれたことだろう。

悲しいことに、もし私が自分の好きな物を全部食べていたら、私は80を切れず、トーナメント優勝数もずっと少なかった筈だ。そんなことをしたら、一つには、プレイするような身体じゃなくなり、もっと重要なことには、私の崩壊するゲームがどう見えるか考えて恥じ入ったことだろう。私は、《見え方がプレイを規定する》と信じている。それはプライドの問題に帰着する。

【編註】私はLPGAツァーのTV中継をよく見ますが、お腹の出た女子プロ、股擦れしそうな太腿のプロからは目を背けてしまいます(>_<) 。ツァーで各地を転戦していると、ついハンバーガーなどで食事を済ませてしまうせいかも知れませんが…。例えば、Laura Davies(ローラ・デイヴィス、英)、Pat Hurst(パット・ハースト、米)、Shanshan Feng(【米】シャンシャン・ファン、【日】フォン・シャンシャン)、Inbee Park(【米】インビー・パーク、【中】朴 仁妃、【日】パク・インビ、韓国)、Brittany Lincicome(ブリッタニィ・リンサコム、米)、Christina Kim(クリスティーナ・キム、米)、Lizette Salas(リゼッテ・サラス、米)、Ariya Jutanugarn(アリヤ・ジュタヌガーン、タイ)など。Yani Tseng(ヤニ・ツェン、台湾)、Ha Na Jang(【米】ハ・ナ・ジャン、【中】張 哈娜、【日】張ハナ、韓国)なども若いのにお腹が出て来ており、心配しております(^^;;。

身体的外見だけでなく、ダイエットはあなたが望むプレイの鍵となる役割を果たす。もしあなたが過度に肥満だったり痩せ細っていたら、プレイに必要な強靭さを備えていない。あなたの体形がいいとしても、よくない食べ物の摂取をすればトラブルは避けられない。

私はお酒は飲まず煙草も吸わない。コーヒーも大して飲まない。紅茶も滅多に飲まないし、ソフト・ドリンクスも多くの場合避ける。原則としてダイエット・ソーダにも手を出さない。どちらかと云えばジュースを飲む。ドラッグに関して云えば、それを摂取してゴルフは出来ないということだ。何てこと!私はデイトの相手としてはとても安上がりみたいね:-)。

説教ではなく、もしあなたが真剣にこのゲームに上達したいなら、アルコールの摂取はすべきではない。少なくともラウンドの前と最中には。人々は、ビール一杯ぐらいは問題無いと云うが、ビール抜きだったらどれだけいいラウンドになるだろうと考えてしまう。私は前夜のカクテルでさえ飲まない方がいいと助言したい。何故なら、アルコールが体内から抜けるには時間がかかるからだ。

カフェインの摂取については議論が別れるが、私はそれは神経に(特にプレッシャーがかかった状況下で)影響を与えると云わざるを得ない。同じことは砂糖入り飲料にも云える。

 

【編註】糖分の一気飲みは、糖分が血糖を増加させるため膵臓は多量のインシュリンを放出する。この結果、血糖値は逆にプレイを阻害するまでに下がってしまう。←「タフ・ゴルファーへの道(第二部)」(tips_32.html)を参照。

コースでは私は多量の水を飲む。特に暑く湿気の多い場合に。脱水状態になってはいけない。各ホール毎に少しずつ水を飲む方が、数ホールおきに沢山飲むよりもいいと思う。この方が身体の状態を安定させる。

体力を保つために充分な食事を摂るのは大切だが、私はラウンドの前の大食は避けるようにしている。それは私をグロッギーにしがちだからだ。私は、果物、卵、トースト、そしてジュースなどの、よい朝食を摂る。ラウンド中にお腹が空いたり少し力が抜けて来たり、集中力が欠けて来たら、ピーナッツバター・クラッカーかレーズンを食べる。ある時、ラウンド中にホットドッグを食べたら、死んでしまうか80を切れないのではないかと思ったものだ。

【編註】普通、私のラウンド前の朝食はSPAMのスライスを二枚と野菜サラダが定番(超簡単、栄養充分)。ある日、前夜に揚げた「かき揚げ」が残っていたので、かき揚げ丼にしてみました。丼には通常の倍ぐらい御飯が入っちゃうので、大きなかき揚げと相俟ってお腹一杯になってしまいました。その日のラウンドは全く集中出来ず、散々な結果でした。朝食に丼物はいけません(;_;)。

飲食で重要なポイントは、あなたの体力と集中力を維持するのを助けることだ。それはあなたのゲームに大きな差をもたらす。それはごく小さな差に過ぎないとしても、多くの場合小さな差が勝者と敗者を分けるのだ」

【参考】
・「シニアの栄養補給術」(tips_134.html)
・「ゴルファーが最低知っておくべき栄養学」(tips_174.html)

(December 25, 2016)



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