May 03, 2008

プラムボブより歩くべし

'Better by Saturday'(土曜日までにうまくなる)シリーズは、多くの有名インストラクターたちのtipを集めた小型本で、「ドライヴィング」、「アイアン/ロング・ゲーム」、「パッティング」、「ショート・ゲーム」の四冊が出ています。この項は「パッティング」篇のRick Grayson(リック・グレイスン)によるロング・パットに関するtip。

'Better by Saturday...Putting'
by Golf Magazine's Top 100 Teachers with Dave Allen (Warner Books, 2004, $15.00)

「プラムボビングをやっているつもりの人も、実際に彼らが何をしているか分ってない。彼らはただクラブシャフトを目の前にぶら下げて、どれだけブレイクがあるか想像しているに過ぎない。プラムボビングにはパッティングの強さが要素として含まれていない。それこそがブレイクの巾を規定するものなのに。

プラムボビングをする代わりに、ラインに沿ってボールとカップの間を歩くべきである。上り勾配か下りか、サイドヒルであるかどうかなどを感じ取りながら。最も重要なことは、ボールの勢いが落ち傾斜の影響を受けやすい、カップの近く1メートル以内のチェックである。ブレイクが最大になるのはその範囲だからだ。カップの後ろからもラインをチェックするように。

以上の要素を測定したら、見て感じたブレイクにマッチするストロークをしなければならない。これらのステップは、パターをブラブラさせるより数倍正確な読みをもたらしてくれる」

私がこちらで一緒にプレイする連中は、ボールとカップの間を歩くどころか、ライン横の低い側から勾配を見る人すらもいません。そんな人はゼロです。勾配を見れば明らかに左に切れるラインなのに、真っ直ぐカップめがけて打ったりします。そして、地形によってブレイクしたのに「プルした」とか自分で解説をします。こういう人たちはプレイがスピーディでいいのですが:-)、一緒のチームとなって他のチームに勝とうという時には非常に歯がゆい思いをします。かといって、聞かれもしないのに私の読みを喋るわけにもいきません。

プラムボブをやっている人がパットが上手いか?というと、そんなことはありません(私の周辺では…ですが)。プラムボブはカップ近辺の傾斜は分るでしょうが、どの程度切れるかは(上の記事にあるように)ストロークの強さ次第なので、それはパットする人の脳+筋肉の共同作業にかかっているということになります。

私の場合、最重要なものから並べると以下のような手順で読みます。
1) ボールの後ろから、ラインの左右どちらが低い(水が流れる方向)かを判別。
2) その低い方へ廻り、ラインの中間で下りか上りか、下って上るかなどを測定。【ここまでは必ず実行。以下の3〜4は時間があれば実行】(註1)
3) カップを覗き込み、壊れている部分の有無を確認(壊れている方に切れるのが普通)。
4) カップの後ろからボール方向を見る。(思いがけぬ傾斜が見つかることがある)。
5) ボールの後ろに戻り、得た情報からパットの強さを決定し、仮想ターゲット(註2)を定めてアドレスに入る。

【註1】ラインの低い方からのチェックは、誰かがチップやロングパットの準備をしている時に素早く行なって、仲間を待たせないようにしています。

【註2】本物のターゲットであるカップ(終点)とは別に想定した終点あるいはボールの通過地点。下りならカップの手前、上りならカップの向こう、スライス・ラインならカップの左、フック・ラインならカップの右が仮想ターゲットとなります。

(May 03, 2008)


パッティング軌道チェック

私は労をいとわない質なので、練習道具も色々作っています。インサイド→←インサイドのパッティングを目指していた時は、市販のもののカーヴに合わせて材木を削ったものを使っていました。その前にストレート→←ストレートのパッティングをしていた時期には真っ直ぐな材木に、薄いスポンジ風の包装素材を貼り、その上からヴィニールを(継ぎ目無しで)貼ったものを使っていました。これはパターをスムーズに滑らす工夫でもありますが、夜中でも使える消音効果をも考慮したものです。

その真っ直ぐな板を用いて、パターを振りながら両肩の軌道をチェックしました。スタンスを変えたり、グリップを変えたりしてみましたが、フォワード・ストロークで右肩が前に出る(オープンになる)傾向は止まりません。そのうち気づきました。右肩が前に出るというより、フォワード・ストロークで左肩が引けるため右肩が否応なく出ざるを得ないのだと。

私の場合、もっと左肩を誇張気味に高く上げないといけないようです。これまでは、真っ直ぐ上げていると思ったのに、実はややインサイドへの動きも加わっていたみたい。「ボールの北半球をアッパーに打つ」をしっかり実行した時にロングパットが入るのは偶然ではなかったのです。「アッパーに打つ」には左肩を上げるしかないわけですから。

(May 03, 2008)





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