旅のメモ（Selma篇）

【旅のメモ（Selma篇）】

Selmaは公民権運動の歴史的な土地である以前に、交通の要衝だったため南北戦争でも重要な役を果たしていました。南北戦争末期、既に敗色濃い南部への留めの一撃とばかり北軍が来襲し、Selmaを焼き払いました。それでもなお当時の荘園主の優雅な館は沢山残っていて、観光ルートとなっています。

なお、近年Selma市には初の黒人市長が誕生し、2003年現在、市の9人の諮問委員のうち6人までが黒人という変貌を見せています。

アラバマ州のオフィシャル・サイト：http://www.alabama.gov/
Selmaのオフィシャル・サイト：http://www.selmaalabama.com/

【閉じる】

●The Crossroads Visitor Information Center

2207 Broad Street
Selma, Alabama 36701
Phone: 334-875-7485
Selma Showcaseサイト：http://www.selmashowcase.com
ssmjc@bellsouth.net
開館日：毎日8:00 a.m.～8:00 p.m.

George "Cap" Swift（ジョージ“キャプ”スウィフト）という御老人がオープンしている、私設ヴィジター・センター。玄関前の巨大ペロペロ・キャンディが目印。キャンディ、本、ブックレット、お土産などを扱っています。書籍部門ではインディアン、南北戦争、公民権運動関連を沢山揃えています。「血の日曜日」、「大行進」当時の地元紙の復刻版もあります。御老人は'Selma Showcase'という観光ブックレットの編集長で、息子さんが週に数日手伝っているそうで、多分お父さんが引退した後も事業を引き継いでくれることでしょう。

●National Voting Rights Museum and Institute

1012 Water Avenue
Selma, Alabama 36702
Phone: 334-418-0800
選挙権登録博物館のオフィシャル・サイト：http://www.voterights.org
info@voterights.org
開館日：火曜～土曜 9:00 a.m.～5:00 p.m.
入館料：成人$4.00、小人$2.00

選挙権登録博物館。'Bridge Crossing Jubilee'（渡橋記念祝典）の主催者の一つ。質問には親切に答えてくれます。土産物コーナーには書籍なども置いています。このコーナーは人手不足のため閉まっていることが多いので、頼んで開けて貰いましょう。「血の日曜日」、「大行進」の詳細が知りたい方には、雑誌形式の記録'Bridges'（March 2001、$4.00）がお薦めです

●Slavery & Civil War Museum

1420 Water Avenue
Selma, Alabama 36701
Phone: 334-418-1633
奴隷制と南北戦争博物館のオフィシャル・サイト：http://www.slaveryandcivilwar.org/
info@slaveryandcivilwar.org
開館日：月曜～金曜 11:00 a.m.～4:00 p.m. 土曜 11:00 a.m.～4:00 p.m.
入館料：成人$5.00、学生・シニア $3.00

奴隷制と南北戦争博物館。奴隷制時代の黒人の暮らしを当時の品物や絵画などで再現しようとしています。2003年3月現在、まだ完全に展示が完了していませんが、着々と展示を増やしています。奴隷船の内部の再現も展示予定

●Old Depot Museum

(Selma / Dallas County Museum of History and Archives, Inc.)

4 Martin Luther King Street
Selma, Alabama 36701
Phone: 334-874-2197
Old Depot博物館のオフィシャル・サイト：http://www.selmaalabama.com/olddepot.htm/
開館日：月曜～土曜 10:00 a.m.～4:00 p.m.、日曜予約者のみ
入館料：成人$4.00、シニア$3.00、小人$2.00

もと鉄道の駅を歴史博物館にしたもの。ジェロニモの弓矢ケース、南北戦争関連の物品、プランテーションで働く黒人たちの珍しい写真などを展示。筆者は未見。

●Brown Chapel A.M.E. Church

410 Martin Luther King, Jr. Street
Selma, Alabama 36703
Phone: 334-874-7897

A.M.E.とは"African Methodist Episcopal"の略。“血の日曜日”も"Selma to Montgomery March"も、この教会が出発点でした。毎年の記念の行進もここからスタートします。教会の前にはキング牧師の胸像と"I Have a Dream"と刻まれたモニュメントがあります。この近辺には道路沿いに公民権運動の歩みを記した説明板がいくつも立っていて、それを辿って歩く順路もあります。

●Songs of Selma Park

Water Avenue

Edmund Pettus Bridgeを眺めるのに絶好の場所。ベンチもあって、小休止に最適。

●Viola Liuzzo Memorial

Mile Marker 111 on Highway 80

「大行進」のヴォランティアとしてミシガン州デトロイトから駆けつけ、K.K.K.の犠牲になった白人の主婦Viola Liuzzo（ヴァイオラ・ライユッソ）の慰霊碑。【本文の「詳細」を参照して下さい】

【閉じる】